鏡にうつるわたしは

まさしくいまのわたしなのだろうけれども

わたしが思うわたしは

もっと傷み、荒れ、ごわごわとして

かき消してしまいたいほどのわたし

 

輪郭のない

繊細なくちびるに

そっと指をあて

わたしのからだは

まだそんなに傷んでいないことを知る

 

「この体に一億の価値があると、思ってごらん」

あの彼女はそういったけれど

一億よりもっとあると思うんだ

そう、きっと

 

photo credit: The home in “The Empress” via photopin (license)

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