どうすれば自分のペースで生きられるかについて~間~

 

そういえば、私はお年寄りの「間」に長いあいだペースあわせをしてきたのだった

 

92才の女性の記録動画を仲間と編集していました。

時間制約のあるなかで、高齢者独特の話の「間」を、 残すのか、カットしてしまうのか。

意見が分かれるところでしたが、私は待ちたいと思ったのですよね。

その時間を共に過ごしたいと思った。

 

「待てない」なんて、

豊かな時間のすごしかたではないように思うのです。

 

ひとつ最近気になったことがあります。

どうやら、高齢者の話はたどたどしく、

たくさんのことを話せないと一般に思われているようなのです。

だけど、それは違う。

話せないのではなく、話さないだけ。

話せないのではなく、聞くほうが待てないだけ。

 

お年寄りはたくさんのことを考えているし、自分のスタイルも考えも持っています。

豊かな人生経験ゆえに、若者に気を使って言わないようにしているだけだし、

少々長い話の「間」を、若者が待てないだけなのです。

 

私は歩行練習などの仕事を通じて、20年以上、お年寄りにペースあわせをしてきましたが、

あわただしい毎日の中で、それはとても心地の良い時間でした。

待てば、いろんなことをたくさんお話してくれます。

話せないのではなく、聞こうとしていないだけ、なのです。

 

「もっと落ち着いて人のペースに巻き込まれないようにするにはどうしたらいいですか」と

聞かれることがありますが、この答えは簡単。

 

間を取ればいい。

間をとるということは、身体的な出来事なので、

体で覚えるのがオススメです。

暮らしの中のプチ瞑想

 

まず、何かする前に10秒止めてみましょう。

目的は、注意を切り替えるためです。

「今、自分は何をしているのか」

「何をする時間なのか」について

意識的になれます。

 

すると、もしかしたら

「食事中に仕事の電話に出るのは、止めなくてはいけない!」

「化粧水をつけて肌のお手入れをしているときに、考え事をしていてはいけない」

ということに、気づくかもしれません。

 

そして、会話のなかでも、

「この会話(行為)のなかで一番大事なことは何なのか」について、

捉えて離さないようにしておけば、

相手のペースに巻き込まれることはありません。

 

体で覚えるためには、鍛錬がいりますが

こうしたことにも10秒ポーズは使えます。

 

10秒間止まっている間は、

たっぷりと身体意識に関わることができるからです。

たった10秒と思われるかもしれませんが、ひたすらに体に向かえば

「10秒は意外と長い」と感じられるはずです。

 

身体意識に関わるこの時間は、

暮らしの中でできる、プチ瞑想です。

 

そうそう、

「人のペースに巻き込まれないようにする」ために

いい方法が、もう一つあります。

 

どっぷりとその人にのめり込んで、その人が抱えているリズムを

味わい尽くし、我がことにすることです。

巻き込まれるのではなく、我がことにしてみるとどうなるか?

とても面白い経験ができますよ。

 

健康的なリズムに引きずり込むくらいの強さを

 

学びも多いですし、セラピストには必要なスキルなのですが、

相手のリズムをわが身に抱えこんでいられるだけの少々の強さ、

もしくは鍛錬が必要となります。

 

そして、それが病的なものであれば、最後には

健康的なリズムのほうに引きずり込むくらいの強さがいります。

(かなり感覚的な話ですが・・・)

そのためには、自分が健康でいる必要があります。

 

体に新しい意識を向けてみましょう。

いろいろに姿勢を止めながら意識を向けてみるのです。

すると体が喜ぶのはどんな状態なのかがわかり、

本当になりたい自分の状態がわかります。

 

すると、憑き物が落ちたような

すがすがしい心理状態になのですよ。

 

我慢して他人に合わせる習慣があるならば、

全身いろいろな姿勢で止めてみて、

今の自分にとっていちばんいいリズムやフォームは何なのか

一度体に聞くといいです。

 

(おまけ:樹齢○○○年の大木とリズムあわせをするのもけっこう気持ちのいいものですよ)

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