生きる力と生きるための計画

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褥瘡ができて、食事も自分では食べられなくなって、皮膚の色も感触も
薄く黒くぷよぷよとして、生きている感じがしなくなって、声をかけても反応が弱く
精気もなく「もう近いかもしれないね」と言われていたTさんが、

近ごろ復活してきました。

寿命って本当に分からない

「こんな状態だから、いままでのリハビリプログラムはとても無理です。
新しい課題を抽出して、プログラムをすべて変えてしまいましょう」
相談をうけ、書類をつくり直し、プログラム変更して2か月。

あのとき、ちゃんと変更しておいてよかったと思います。
(よかったとか云々する話ではなく当然やるべき業務なのですが)

プログラムが変わると、関わるみんなの意識が変わります。

目的や思いが新たな一つに集約され、むける注意が変わります。

会話もままならない状態でしたが、気持ちを通わせることがとても得意な
不思議な女性でしたから、みんなの気持ちを受け取ってくれたのでしょう。

こんなふうに死ぬギリギリまぎわまで、やることがあります。
「やるべきこと」であるし、「やれること」でもある。

もちろん、いつも復活劇を見ることが出来るわけでなく、
どうにもならないときや、ただ苦しみを引き延ばしているだけなのでは
ないだろうかと思うこともあります。

だけど、いつ亡くなるかなんてわからないから、
生きていくことを前提にプログラムを組みます。

だけどうれしい12回

先日、個人レッスンをした40代女性は、わずか1回が限界だった
腹筋運動が
12回、余裕で出来るようになりました。

もっとできたかもしれませんが、無理にならないように中断したので12回。
だけど、うれしい12回。

腰が痛くなくなり、歩いても疲れなくなり、脚の左右差がなくなりました。

立っているのも楽になり、それまで履いたことのない足首が見えるくらいの
短い丈の
パンツをはけるようになりました。

年齢やライフスタイルが違えば、目的もやることもまるで違うけれど、
みんな、よりよく生きようとするために取りくむ気持ちは同じ。

しっかりと前を向いて歩んでいきたいとおもいます。

 

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