夏の日に出発のときをしらせる風が吹く


 

このひまわりの空のように 心が晴れる日もあれば
息ができないほど 濃霧につつまれる日があり
深い沼に沈んでしまったように 身動きできない日もあれば
ガスに火をつけたときのように ボッと怒りに燃えるときもある

もう、だめなのではないだろうかと思っていても
あっけなく問題は解決し
いったいあれは何だったんだろうかと 過去をふりかえる

なにごともなく 暮らしていけるならいいのにね
どうしてこんなに苦しいんだろうね

こんな苦しさに いつも触れてはいられないと
明るくふるまってはいるけれど
ほんとうの私はこんなところにはいない

 思いきってすべてを捨て飛び出してはみたけれど
それでもやっぱり何かが違う

何かが違うなんて思っていたら やっぱり苦しいから
気づかなかったふりをする

 でもね そんなことをいつまでも繰り返していたら
せっかくのあなたの力を お墓に埋めてしまったのといっしょだよ

まだ若い
やりたいことをやりなさい
だれにも迷惑かけたりなんてしないから
ごめんね これは私がしゃべってるんではないの
私の口がかってに動くのよ

子どもをみればわかるでしょう
彼らにどれほどの可能性が秘められているか
想像してごらんなさい 脅威を感じるほどに
私はあんなに全身でぶつかってみたことがあっただろうか、と

私はあんなに命を燃やしてきただろうか
私はあんなに・・・

「この齢になってみないと分からないのよ、あなた」
そういっていた、あのおばあちゃん

きっと100歳の人から見れば
私たちなんてほんのちっぽけな子どもと同じ
まだまだやれることがあって
まだまだ燃やし尽くせない力を秘めている

さあ、もういい加減立ち止まっているのをやめにして
おもいっきりこの道をいこうね
こんなにきもちのいい風が吹いているのだから

でもほんとうは 分かっている
この風は 嵐の前の風

 

photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP