安全と挑戦がせめぎあう~細いトンネルをぬけた先にある成功

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photo credit: ArloMagicMan via photopin cc

ある看護師さんが、介護施設で利用者の方とこんな話をしていました。

利用者「歩くときにはこうやって手を振ると良いらしいねえ」
看護師「手を振るのはいいけど、転ばないのが何より大事ですからね」

なるほどたしかに、
手を振るとその反動でふらついて転びそうになる人がいます。

「やるといい」からと言って、ほんとうにやっていいのかそれとも悪いのか
この見極めが難しい。

運動をするということは、スピードであれ重さであれ
日常より高い負荷をかけることですから、
いつも何らかのリスクと隣り合わせ。

高齢になると、体に受けたダメージを修復するのは
若いころとは比べものにならないくらい時間がかかります。

だから転倒事故が一番怖い。

事故といえば、交通事故を起こしやすい心理的要因は3つあって、
①気の緩み
②焦り、怒り、心配
③運転技術の過信
なのだそうです。

人のからだに例えると
①気の緩み(注意不足)
②未来への不安や焦り、思い通りに動かない身体への怒り
③運動能力の過信
といったところでしょうか。

挑戦には失敗がつきものです。

ですから、高齢者の方が運動やリハビリをするときには、
リスクを最小限にしながらも、身体の予備力や危険予測力を向上できるよう
小さな失敗体験を積める環境づくりをします。

成功は、安全と挑戦がせめぎあう細いトンネルをぬけた先に
きっとあるのだと思います。

 

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